Hola!!
昨日はFC市川ガナーズの運営をされている、幸野健一さんによる『サッカーだけを教えるクラブは生き残れない』という講習会に参加させて頂きました!
講習会のスタートは、
- FIFAの加盟国は国連の加盟国よりも多く、サッカーは世界中で愛されるスポーツである
- 日本の少子高齢化問題
- 日本の健康保険の破綻問題
- 世界のサッカーがアジア中心になる
- Jリーグとタイプレミアリーグの価値の比較
- 体育のベースとなるのは軍事教練で、スポーツ=教育へと変わった
- 日本人はもともと農耕民族で、身体を動かすことをしていた
- 国別の競技者人口比率
というような日本を客観的に見た視点からの内容でした!
“日本の現状”と、“世界ではどのようなことが起こっているのか”を理解した上で、自分たちはどのようなことを考え、行動をしていかなければいけないのか!
とても考えさせられる、あっという間の1時間半でメモを取りっぱなしでした!
幸野さんが運営されているFC市川ガナーズでは、
- 所属選手全員を試合に出しながら強くする
- 夏休みは被災地に行く
- 短時間に集中してサッカーをする習慣をつけ、土日も拘束時間を減らして、しっかり勉強もして彼女も作ることを選手に伝える
- 体力測定を年に2回実施
- 映像を使って試合を分析し選手の頭を鍛える
- 月会費を高く設定して少数の選手をしっかりと育成する(月会費26,000円)
など日本の多くのサッカークラブがやっていないことを実際に取り組んでいます!
そして“勝ち負けだけにこだわらない”で活動を続けていることが、最終的には“試合に勝つ”という結果にも繋がっているということでした!
目先の結果だけに捉われることなく、1人ひとりの成長やもっと先を見据えて選手を育成するという考え方が大切だと思います!
こういった取り組みを実際にされている幸野さんからのお話は説得力しかありませんでした!
サッカーを修行のようにやって、全国大会に出場したかどうかの価値観で捉える!
月会費を安く設定して、たくさんの選手を抱えてBチーム、Cチームを作り試合に出れない、コーチに見てもらえない選手がたくさんいる!
選手たちに罵声を浴びせ、必要以上の走り込みをさせる!
そのようなサッカークラブが現状はたくさんあります!
『選手や保護者の1番の望み』は、『選手や保護者の幸せ』は何なのか!?
- 強いチームに所属して全国大会に出場するチームの一員でありたい、厳しい環境の中で修行のようにサッカーをして心身ともに鍛えること!
- 指導をしっかりと受けられる環境でトレーニングをして試合に出場すること、そして大好きなサッカーを楽しみ、社会に出るための社会経験をたくさん積むこと!
選手と保護者はどちらを求めているのでしょうか?!
“他のだれかがこうしているから”という考え方ではなく、“自分の望みを叶える、自分が幸せを感じる”のはどちらなのかを基準にすることが大切だと思います!
サッカー=教育という考え方が日本では当たり前になっています!
進学先や就職先の進路とサッカーが紐づいているがゆえに、指導者の言うとおりに従うしかないという状況に陥っている場合もあると思います!
サッカーで全国大会に出場した経歴や、修行のように耐えてサッカーを続けたことは、社会に出てほとんど価値を持ちません!
それよりも“サッカーは人生の縮図である”と言われる、サッカーの本質をしっかりと理解し、試合に出場してサッカーを楽しみ、サッカー以外の経験をたくさん積むことが社会に出た時に大きな力になると僕は思います!
まとまらない内容になってしまいましたが、サッカーがもたらす大きな価値、可能性を追求し、子どもたちの未来のために、日本の未来のためにコツコツと努力を積み重ねていきたいと思います!
講習会で聞いた内容はしっかりと整理して次回書いていきます!
『子どもたちの未来のために』
ten*TEN 「子は宝」
tesoro(宝)・esperanza(希望)・ niño(子ども)
adios!!