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青森山田VS帝京長岡の試合を見て感じたこと -高校サッカー選手権準決勝-

Hola!!

 

高校サッカー選手権準決勝ということで、2万4000人が入った埼玉スタジアムでした!

 

“選手権の価値”はやはりむちゃくちゃ高いですね!

 

結果としては、2-1で青森山田高校が2年連続の決勝進出を決めました!

 

帝京長岡高校も最後までチャンスを作りましたが、青森山田の8枚で守るブロックと最後の砦として立ちはだかったGKの壁を崩しきれませんでした!

 

そしてこの試合を見て感じたこととして、サッカーの分析というよりは環境や取り組みついて、自分なりに感じたことを書いていきます!

 

幼稚園、小中、高校の一貫指導という理想の形

帝京長岡高校は幼稚園から高校生までが同じグランドでトレーニングを行っており、小学生と高校生が一緒にボールを蹴る機会もあるということでした!

 

スタンドにも長岡JSCでプレーをする小学生が応援に来ていて、憧れの選手は帝京長岡高校の14番の選手で、将来は帝京長岡高校でプレーがしたいという理想の形が作られていました!

 

毎年セレクションを行って良い選手を獲得してチームを作るのではなく、選手を自分たちのクラブで育成しチームを作ることができる組織が理想だと思います!

 

その部分に関しては、帝京長岡高校も青森山田高校どちらにも下部組織からの選手が数名は試合に出場していました!

 

試合に勝つという“結果”にしても、良い選手を育てるという“結果”どちらを考えたとしても、一貫指導のメリットは大きいと思います!

 

青森山田高校に関しては、試合に勝つという“結果”に対して強いこだわりを持ったチームだと思います!

 

昨年、奈良で開催された全中の青森山田中学の試合を見ていても、勝つという“結果”にこだわりを持っていると感じました!

 

それに対して帝京長岡高校は、後半に1点を返してここからというタイミングでキャプテンの14番の選手を交代させたり、1年生の選手を出場させたりしていたので、どちらかというと、良い選手を育てるという“結果”の方にウエイトを置いているチームだと感じました!

 

フットサルの要素を発揮していた帝京長岡高校

帝京長岡高校はフットサルを取り組んでいるということで、狭いスペースの中での高い技術力が試合を通して発揮されていました!

 

足の裏でのコントロールや、ゴールまでのコンビネーションを使ったプレーなど随所にフットサルの要素を見ることが出来ました!

 

また、テンポの速いパス回しに関しても、フットサルで身につけることができる早い判断による影響があると感じました!

 

サイドでの1対1の仕掛けや、中央を崩すコンビネーションは見ていてとても面白かったです!

やっぱりフットサルは大事!

特に相手ゴール前(ゾーン3)では違いを作り出すことができます!

 

青森山田高校の1年生MF(7番)の可能性

選手間の競争が激しい青森山田高校で、1年生ながら先発出場を続け、MFながら準決勝の1得点を含む今大会4得点という結果を出している7番の選手!

 

この試合では相手シュートを自陣のゴールから弾くクリアをして、雄たけびをあげてチームメイトを鼓舞していました!

 

さらに、後半ラスト10分頃に脚を痛めて(攣って?)担架で運ばれて交代をした後、ベンチで悔し泣きをしていました!

 

彼の持っている様々な能力がこれからどのように成長していくのかはとても楽しみだと感じました!

 

彼も下部組織の出身のなので、中学3年生の頃から既に高校の練習に参加していたという一貫指導によるメリットを活かして成長した選手だと思います!

 

実況の人が「来年、再来年(100回記念大会)もこの舞台で活躍するであろう大注目の選手」というようなことを話されていました!

 

しかし、こういった選手が“選手権”という憧れの舞台にこだわらず、高校生という枠に捉われることなく、プロの世界や海外に飛び出すことができる環境があればいいなと思います!

 

日本サッカーを発展させていくためには大切な考え方の1つだと思います!

 

そういった部分も含めて今後の彼の動向に注目していきたいと思います!

 

 

 

『子どもたちの未来のために』

ten*TEN 「子は宝」

tesoro(宝)・esperanza(希望)・ niño(子ども)

adios!!