Hola!!
昨日がグラミーゴ三笠FCの2020年始動日でした!
12月25日の活動を最後に年末年始のOFF期間に入ったので、10日間のOFFを取りました!
日本では、ジュニア、ジュニアユース(ユース年代も)に長期のOFF期間がありません!
これは日本社会全体に言えることだと思いますが、、、
ヨーロッパの育成年代の多くのサッカークラブ(学校)では、夏の期間に2ヵ月~3ヵ月近くの長期OFF期間が設けられています!
その間はチームのトレーニングはなく、完全にバカンスを満喫します!
さらに、イタリアのサッカー少年のスケジュールを参考にすると、チームのトレーニングや学校がある時期であっても、
- 学校は午前中で終わり
- 平日のトレーニングは2回(90分)
- 週末は土日のどちらかが試合という(1日1試合)
が基本的なスケジュールになります!
これは『カルチョの休日』という本に掲載されていました!
とても勉強になる本なので、是非読んでみてください!
日本の子どもたちがいかにハードなスケジュールをこなし、いかに身体を酷使しているのかが見えてくると思います!
ということで、10日間のOFFの後にグラミーゴの選手たちと久しぶりに会って感じたことを書いていきたいと思います!
*10日間のOFF期間にスキーキャンプに参加した選手は数名いました。
サッカーに対する意欲が高い
10日ぶりの活動ということで、“サッカーがしたい”や、“友達に会いたい”という欲求が強く、いつもよりも早くグランドに来ている選手がたくさんいました!
僕も少し早めに行ったつもりでしたが、それよりも全然早く着いている選手もいてごめんなさい。。
というくらい意欲を感じました!
遠方の田舎に帰省をしていた選手もこの日の初蹴りに間に合うように、奈良に戻るスケージュールを組んでくれ、少し遅れながらも息を切らしながらグランドに到着し挨拶をしてくれていました!
そして初蹴りということで、みんなでゲームをたくさんしましたが、準備に取り掛かるスピードもいつにも増して早かったです!
“サッカーがしたい”という心の底から湧いてくる気持ちは、サッカーが上手くなるためには絶対に必要なものだと思います!
“今日もサッカー行かなあかん”という気持ちでは、どれだけ良いトレーニング環境があったとしてもなかなか身につきません!
例えば、指導者が「明日は練習休み」と言った時に、
選手たちから「よっしゃー」という喜びの声が上がる!
このような状況になってしまっていれば要注意だと思います!
スーパープレーの連続
小学生のゲームに入って一緒にプレーをしましたが、“こんなプレーできたっけ”という感覚にたくさん出会いました!
素晴らしいボレーシュートがさく裂したり、面白い発想のプレーがたくさん見られました!
OFF期間に遊びの中でたくさんボールを蹴っていたり、サッカーの映像をたくさん見ていたのかは分かりませんが、子どもたちの想像力に溢れるプレーが素晴らしいと感じました!
この感覚はもしかすると、“久しぶりにプレーを見たから”という錯覚なのかもしれません!
ただ、毎日のように見ていると気付くことができなかったかもしれない、選手1人ひとりの“良い部分”に気付くことができたということだと思います!
指導者と選手の関係がマンネリ化してしまっては、その選手が持っている“良い部分”が見えにくくなってしまうということもあると思います!
こういった部分もOFFを取ることで得られるメリットだと感じました!
背が伸びた
特に小学6年生、中学1年生の年代の選手に対して多くあったのですが、「背伸びたんちゃう?!」と声をかけてしまうことがありました!
これも久しぶりに会ったことによる感覚的なものかもしれませんが、本人も実感しているということもありました!
この部分に関しては、OFF前とOFF後に身長を測って、目に見える結果として出せるようにしていきたいと思います!
やはり身体の発達・発育に合った運動量や休養、食事のバランスをしっかりと考えることは、心身の成長にとってとても大切です!
【幼少期から練習をたくさんやればやるだけ上手くなる】【ご飯を食べれば食べるだけ大きくなる】ということではありません!
【幼少期から練習をたくさんやればやるだけ上手くなる】ということが正しければ、日本のサッカーは間違いなく世界のトップレベルにいなければいけないと思います!
『休む』こと=『悪』という考え方が日本には少なからずあると思いますが、子どもに限らず大人にとってもONとOFFのバランスはとても大切だと思います!
僕もこのOFF期間で“クラブをこれからどのように発展させていくのか”という展望についてゆっくり考える時間を作ることができました!
その為に必要な勉強をする時間や、人に会って勉強をさせてもらう時間を作ることができました!
このOFF期間があったからこそ自分自身が成長できたし、その成長した自分だからこそ選手たちに伝えられる幅や深さが増えたと思います!
岡崎慎司選手に会って色々な話を聞けたこともその1つです!
プレミアリーグで優勝した経験があって、今まさにヨーロッパの舞台でしのぎを削って戦っている選手の言葉はとても自分に響きました!
そんな話も選手たちに伝えていきたいと思っています!
『子どもたちの未来のために』
ten*TEN 「子は宝」
tesoro(宝)・esperanza(希望)・ niño(子ども)
adios!!