Hola!!
【厳しい】の捉え方は様々だと思います!
厳格なルールがあり、その中でやることに対して「ああしろ」「こうしろ」と指示を出したり、やったことに対して「今のはこうだ」「何で出来ないんだ」という声掛けをすること!
こういった環境を【厳しい】と考えておられる方も多いと思いますし、こういった環境が日本のスポーツ現場にはたくさん存在します!
僕も実際に高校時代はこういった環境で過ごし、毎日のように怒られ、ルールとスタッフの目に縛られていました!
また、指導者になってからも「うちの子には厳しく言ってください。」と保護者の方から言われた経験もたくさんあります!
しかし、僕が考える本当の意味での【厳しい】は違います!
まずは、【厳しい】環境に身を置いた結果、その後に何を求めるのかが大切だと思います!
僕自身も高校時代に一般的に【厳しい】と呼ばれる環境に身を置いた結果、感じたことは“言われたことに従う”ことを覚え、“言われるのを持つ”人になっていました!
さらには、ルールやスタッフの目からいかに逃れて楽をするのかという抜け道を探す習慣が身についていました!
例えば、車を運転していて目的地へ向かう際にカーナビを使う場合と、カーナビを使わない場合のどちらが【厳しい】になりますか?!
ナビを使った場合、「ここで右に曲がりなさい」と指示があり、間違った時は「次はこうしなさい」と言われます!
#口調はもっと優しいかもしれません
一方でナビを使わずに目的地へ向かう場合は、誰も何も教えてくれません!
事前に自分で道順を調べて、自分の判断で右に曲がるタイミングを選択します!
間違っていても目的地を目指して自分で修正していきます!
果たしてナビを使うor使わないのどちらが【厳しい】環境と言えるでしょうか?!
そして、ナビを使って目的地に到着した後に、もう1度同じ目的地にナビなしで到着できるでしょうか!?
おそらく難しく、そしてナビが示した道を思い出し、ナビが出していた指示に従おうとすると思います!
僕の高校時代の環境はまさにそのような状況でした!
#監督の顔色を見る
#指示を待つ
果たしてこのような環境を本当に【厳しい】と言えるでしょうか!?
僕は、自分で事前に道を調べて、自分の目で見て、自分の頭で考えて行動し、失敗をしても次はこうしようと自分の意志で行動し続ける環境の方が【厳しい】と捉えています!
そして、そういった環境に身を置くことで、誰かの指示がなくても自分で考えて行動が出来る人になっていけると思います!
ナビを頼りに運転をしていた人が、突然ナビなしで運転をすることになると非常に困ると思います!
人生においても、指示を出してくれる、ナビのような存在の人がいつまでもいるわけではありません!
誰かが自分の人生の責任を取ってくれるということはないので、自分で考えて行動をする、決断をすることが必ず訪れます!
そこに向かう過程ではどのような環境に身をおけば良いのかという視点で物事を考えることが大切だと思います!
“今”の結果だけを見れば、指示を出してくれる、何でも教えてくれる存在がいる方が絶対に良く見えます!
(初めて行く場所を目指す時はナビを使った方が早いと思います)
ただし、長い目で見た時にはどうでしょうか?!
“今”を見るのか、“未来”を見るのかで選択は大きく変わると思います!
子どもが身を置く環境はどちらの方が良いのか、自分の子どもの“未来”を想像してみてください!
それでは、Hasta luego–!!
『子どもたちの未来のために』
ten*TEN 「子は宝」
tesoro(宝)・esperanza(希望)・ niño(子ども)