Hola!!
現在日本では全日本少年サッカー大会や高校サッカー選手権の予選真っただ中ですが、、、
負けたら終わりの“トーナメント(1発勝負)”形式が育成年代のサッカーにおいて何をもたらしているのでしょうか?
全日本少年サッカー大会では1回戦で22-0となり、1試合で大会を去るチームが奈良県予選ではありました!
この試合で敗退したチームの子たちはサッカーが楽しいと思えるのでしょうか?!
この試合がお互いのチームにどのような学びがあるのでしょうか?!
小学生年代は特に、心身の成長スピードが勝敗に大きく影響します!
例えば、身体能力が高いスーパースターが1人いればチームは勝ち進むことが出来るでしょう!
またそんなスーパースターが集まるチームがベスト4まで進むことは大会前から容易に予想がつきます!
奈良県大会で言えば、決勝戦の対戦カードは何年連続同じカードになっているでしょうか?!
「参加することに意義がある」という考えもあるかもしれませんが、、僕たちは育成年代サッカーにおいて何を目的に活動をしていくのかを明確にして、何を大切にしていくべきなのかを改めて考えるべきだと思います!
十数年前は少年団チームにも勝ち上がる可能性は多少あったと思いますが、
時代は変わり、特定のチームに各チームのスーパースターが集まる時代になりました!
どの分野に関しても、時代の変化と共に考え方や行動を変化させていかなければならないと思います!
違った視点から考えると、大会参加費は一律で1試合で終わろうとも決勝戦まで進んだとしても参加費は同じです!
この大会は何のために、誰のために開催されているのかを一歩引いたところから考える必要があると思います!
またチーム指導者や保護者の皆さんも、なぜこの大会に出るのかを考えてみても良いのではないでしょうか?
そして僕も20年前は憧れた高校サッカー選手権という“ブランド”がもたらすものは何なのか?!
都道府県予選は負ければ終わり、そして3年生にとっては負ければ【引退】という言葉がついてきます!
高校サッカー選手権に関しては僕自身が体験し、地獄を見たのでまた別の機会で書きたいと思いますが、、
高校年代ではリーグ戦の仕組みは既に改善されていると思います!
しかし、夏と冬の『全国大会』がメディアに大きく取り上げられるために、指導者も選手も保護者もリーグ戦より全国大会をメインに考えてしまいます!
「全国のために」と日々の辛いトレーニングや理不尽にも耐えるということを繰り返している高校サッカー部は全国にたくさんあるのではないでしょうか?!
僕もまさに「全国のために」という魔法の言葉(暗示)により、本当に苦しく辛い時期がありました!
今となっては、どんなに汚い言葉を浴びせられても、どれだけバカにされても何も言い返せなかった(自分の意見を言えなかった)自分が情けないとも思いますが、、
18歳にもなった高校生が、学校の先生に対してなぜ自分の意見を伝えることが出来ないのか・・・
トーナメント形式の問題から脱線してしまいましたが、「全国のために」という固定概念を変えていくことが必要だと思います!
僕たちは何のためにサッカーをやっているのか?
試合に出れなくて応援をしている生徒は本来選手です!
僕たちは何のためにサッカーをしていて、どこに重きを置いてサッカーと関わるべきなのか、そして、1つのクラブ(部活)に所属する人数が適正なのか?!
高校年代の仕組みは整ってきているので、その仕組みをいかに利用してサッカーを楽しみ、サッカーを通して成長していくことができるのかという視点で考えていければ良いのではないでしょうか!
育成年代サッカー相談所としてYouTubeをスタートし、トーナメント形式についてスペイン、イングランドで活躍指導者仲間の方に意見を聞いてみました!
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それではHasta luego-!!