戦術スクール

“怒らない”トレーニング -ジュニア低学年向けトレーニング(グラミーゴ)-

Hola!!

 

最近は小学1年生~3年生と一緒にトレーニングをする機会が増えています!

 

昨日も15人の小学1年生~3年生と一緒にトレーニングをしましたが、1時間半の間に色々なことが起こります!

 

昨日は、

  • 殴り合いのケンカ
  • 「お腹が痛い」と言って休む子
  • 「血出た」と言ってくるので、見てみると全然出ていない子
  • サッカーの試合よりもおしゃべりの方が楽しくなってしまった子

などいつも本当に色々なことが起こります!

 

その中で、伝えたいこと(テーマ)を設定してトレーニングを構成していきますが、ジュニア低学年年代の選手たちに“どうすれば伝わるのか”?!

 

最近はそういったことを実際に選手たちと一緒にトレーニングしていく中で、試行錯誤しています!

 

 

 

昨日のトレーニングメニュー

昨日行ったトレーニングメニューは、

  1. ボールフィーリング(グラミーゴ検定)
  2. ライン鬼ごっこ(ラインの上しか走れないルール設定)
  3. チーム戦のボール出し(チームで戦うことを理解)
  4. ゲーム形式①(基本原則を理解)
  5. ゲーム形式②(基本原則を理解)

という流れで行いました!

 

このトレーニングを作る際に意識したことは、

  • 1人ひとりがボールに触れる回数を増やす
  • 選手たちから「〇〇したい」と言われたメニューを取り入れる
  • 簡単な鬼ごっこもルール設定を毎回少しずつ変えて、理解力を高める
  • サッカーはチームスポーツだということを理解するためにチーム分けをして競わせる
  • 頭で理解するよりも、トレーニングをやっていたら“こんなことが身についていた”という感覚になるようなオーガナイズを作る
  • 伝えたことが出来た子は大げさに褒める

 

そして最大のテーマは『プレーの原則を理解してプレーをすること』でした!

 

『プレーの原則』とは

『原則』とは、“物事がそれに基づいて成り立つような根本、基本となる法則”という意味です!

 

“サッカーはピッチ上に選手が入り乱れ、常に状況が変化する複雑性の高いスポーツです。

だから一見、混沌としているように見えます。

しかし、原則に基づいて整理をすると、サッカーの試合で起こっているプレーを簡潔に理解しやすくなります。”

↑↑↑

“岡田メソッド”より

 

ボールを持った選手の『プレーの原則』として、

  • 自分の前にスペースがあれば前に進む
  • 自分の前に相手選手が立っていれば後ろに戻る
  • もしくは横に進む

この『プレーの原則』を理解した上で、相手の状況を見て自分で判断をする機会をたくさん作れるようなゲーム形式のトレーニングを行いまいした!

 

そしてそれぞれの状況を理解しやすいように、

  • 自分の前にスペースがあれば前に進む ⇒ 【青信号】
  • 自分の前に相手選手が立っていれば後ろに戻る ⇒ 【赤信号】
  • もしくは横に進む ⇒ 【黄信号】

というように「自分は今、何色の信号なん?」というコーチングをたくさんしました!

 

こういった『プレーの原則』をチーム全員が共有していれば、“この状況ならこのプレーを選択するだろう”をいち早く認知し、実行に移すことができます!

 

その認知から実行までの流れを、よりスムーズに、より速くすることがサッカーにおいてはとても大切な要素になります!

 

メソッド作りを進める材料集め

ただ、1回や2回のトレーニングで簡単に、すんなり伝わるものではありません!

 

“どういったメニューを作って、どういった声掛けをしていけば伝わりやすいのか”を試行錯誤しながら『グラミーゴメソッド』を作っていきたいと思っています!

 

指導者の考えを選手に押し付けるわけではなく、

 

とにかく“子どもたちと一緒にサッカーを楽しむ”ことを1番に考えていきます!

 

ちなみに昨日のトレーニングでも“怒る”ことは1度もありませんでした!

 

「早く集合して」「ちゃんと話聞いて」という言葉は子どもたち同士で言ってくれるように少しずつなってきました♪

 

 

 

『子どもたちの未来のために』

ten*TEN 「子は宝」

tesoro(宝)・esperanza(希望)・ niño(子ども)

adios!!