Hola!!
先日、『サッカーを教えるだけのクラブは生き残れない』という講習会に参加させて頂きました!
講師の幸野さんが冒頭に、大阪に来て保護者の方にインタビューしていくと、多くの方が「自分の子が“勝利至上主義”のチームに所属していてる」と話されているという話をされていました!
サッカー=遊び
子どもたちが“サッカーを始めたキッカケ”を考え直してみると、
- ボールを追いかけることが楽しい
- ボールを蹴ることが楽しい
- 友達と過ごす時間が楽しい
という【楽しい】からがキッカケだったのではないでしょうか?!
そしてサッカーは年齢が上がろうとプロの世界であっても、楽しいものであり、遊びであると思います!
メッシも「どんな試合でもサッカーを楽しむ心を忘れたことはない」と言っていました!
しかし、日本ではいつからか【サッカー=遊び】から【サッカー=教育】にすり替えられしまっています!
サッカーの成績や取り組む姿勢によって“進学先”や“就職先”を握られてしまいます!
だからこそ、“どんな罵声を浴びせられようとも、苦しい練習にも耐えるしかない”という環境が作られていると思います!
修行のようにサッカーをするよりも、心からサッカーを楽しみ夢中になっている方が絶対に上手くなると思います!
「世界一たくさん練習をして、なぜそんなに弱いんだ?!」と外国人の指導者から聞かれることがあるそうです!
サッカーを続ける人が100人に1人
日本では、小学生や中学生の頃にサッカーをしていた人が、大人になってもサッカーを続けている人は100人に1人だと言われています!
その理由としては、修行のようにサッカーをして【楽しい】という感覚がなくなってしまうことや、社会人になると仕事が忙しいなど理由はたくさんあると思います!
昨日初めて会った人も中学生まではトレセンに入るような選手だったそうですが、高校の部活に入って1年で辞めてしまい、そこからサッカーをしていないと話をしていました!
その理由も監督と合わず試合にも出れなくて厳しいだけでサッカーが楽しくなかったということでした!
どの年代でも選手が指導者に罵声を浴びせられている状況を見ることがあります!
例えば、月会費を払ってスポーツジムに通って、インストラクターから「やる気がないなら来るな」などという罵声を浴びせられたらどうしますか?!
僕なら間違いなく辞めると思います!
レストランで食事をしている時に店員さんから「行儀が悪いから2度と来るな」と言われたらどうしますか?!
絶対に2度と行かないです!
しかし、サッカーの世界(スポーツの世界)では、罵声を浴びせられようが、体罰を受けようが選手や保護者の方はチームを辞めず耐えるという選択をすることが多いと思います!
スポーツジムやレストランなら考えられないことが、サッカーの世界(スポーツの世界)では当たり前に起こっています!
それは【サッカー=教育】という考え方になっているからではないでしょうか?!
強いか弱いかだけがクラブの価値ではない
ドイツでは1度サッカーを始めた人は、大人になってもほんとんど辞めることがないそうです!
国別の全人口に対する競技者人口比率を見ると、ドイツは20%を超えているそうです!
それに対して日本は3%と世界的に見ても低い順位になっています!
そして、ワールドカップで統計を取ると、この競技者人口比率の順位がワールドカップの順位に近い結果になっているそうです!
“学生時代に全国大会に出場した”という経歴は社会に出て大きな価値、ブランドになることはありません!
全国大会に出場する、試合に勝つことだけを目標にサッカーをすると、燃え尽き症候群と呼ばれるようにサッカーを辞めてしまう人が多くなってしまいます!
サッカーを楽しみ、一生サッカーを続けられる環境を作ることが、サッカーを愛する人を幸せにし、日本サッカーの発展に繋がるのではないかと思います!
日本では高齢化社会が急激に進み、成人病の患者が増えていることで健康保険も数年後には破綻すると言われています!
そのような状況で病気をすることはとてもリスクがあります!
そこで健康維持という観点からも、サッカーを続けられる環境があれば運動をして健康維持に繋がることができます!
サッカーを楽しむことで日々のストレスを発散し、健康を維持するための身体作りにもなる!
サッカーの(スポーツの)可能性はとても大きなもので、多くの人を幸せにすることが出来るものだと思います!
そしてそのためには、
- 【サッカー(スポーツ)=遊び】
- 【サッカー(スポーツ)=楽しい】
- 【サッカー(スポーツ)=夢中になれる】
という捉え方でなければいけないと思います!
その中でいくつになっても勝ち負けを楽しみ、自分を成長させるために努力を積み重ねることができる!
そんな環境を作っていきたいと思います!
『子どもたちの未来のために』
ten*TEN 「子は宝」
tesoro(宝)・esperanza(希望)・ niño(子ども)
adios!!