Hola!!
今勉強している“戦術的ピリオダイゼーション”では、「休むこと」だと定義されています!
「いつ練習をして、いつ休んで」というサイクルで考えられているので、「休むこと」もトレーニングの一部だということになります!
なぜ休むのか!?
- 試合で良いパフォーマンスを発揮するため
- 成長にエネルギーを使うため
- ケガを予防するため
- サッカーを楽しむため
最近では、高校サッカーの強豪校でも週に1回はしっかりとオフを取ったり、朝練をやっている高校も減ってきているようです!
(僕たちが高校生の時代は、1日完全OFFの日は年に数回の数えられる程度で、学校がある日は必ず朝練がありました!)
また、成長にエネルギーを使うためという部分では、超回復という言葉もあります!
トレーニングをして使った筋肉を休ませることによって、以前よりも強いものになるという理論です!
ドラゴンボールのサイヤ人をイメージすると分かりやすいと思います!
強い相手と戦って戦闘力がなくなった時に、仙豆を飲んで戦闘力が回復したら前よりも戦闘力があがっているというあの理論です!
筋肉も同じで「休むこと」をしなければ成長していきません!
現代の小学生や中学生はスケジュールがとてもハードで『頭と心と身体』を休める時間を作れていないと感じます!
サッカーに塾などを合わせると週に5日~7日は何かしらのスケジュールで埋まっている子も多いのではないでしょうか?!
小学生から「休みが欲しい」という声を聞くと将来がとても心配になってしまいます!
また、「サッカーの練習がない日に塾を入れているので、身体はしっかり休めています」という考え方もあると思います!
しかし、良いパフォーマンスを発揮するため、成長にエネルギーを使うためには、『頭と心と身体』の3つのバランスが大切なので、休んでいるようで休んでいないという状態になっている可能性があります!
“パフォーマンスが上がらない選手や、ケガの多い選手を見ていると、身体の使い方やストレッチなどの身体のケアの部分も大切ですが、その選手が置かれている環境や社会的背景といった目に見えない部分の影響も大きい”と言われています!
先日、林舞輝さんも『頭と心と身体』のバランスを考えて1週間のトレーニングをデザインされていると話されていました!
サッカーのプレー中もそうですが、普段の生活をしていると、身体の疲れだけではない頭と心が疲れるということはあると思います!
それらは目に見えない部分で、“ストレス“や“メンタル”といった言葉で表現されることがあると思いますが、それは大人だけではなく子どもたちも抱えているものです!
そういったことを考えると、「サッカーのない日に塾を入れているので休んでいる」ということにはならないのではないかと思います!
日本の人はサッカーのしすぎ、仕事のしすぎだと言われています!
ヨーロッパのサッカー先進国でも小学生や中学生は、平日の2回~3回のトレーニングと土日はどちらにリーグ戦を1試合戦うというスケジュールが基本です!
そして1シーズン(1年間)の間に約2ヵ月のOFF期間があります!
練習をやればやるだけ上手くなるという考え方が成立するのであれば、日本は間違いなく世界のトップを争う国になっているはずです!
そして、「休むこと」をすれば上手くなる、強くなるのではなく、1回1回の練習や試合の質を高めることもしなければいけません!
その部分に関しては、指導者が学び続けること、良い環境を作るための活動をしていくことが絶対に必要です!
選手や保護者、指導者がみんなで学び成長することで、日本のサッカーを、日本の社会をより良いものにしていきましょう!
そして、“サッカーを通して人生を豊かにできる“人が1人でも増えてほしいと思います!
コロナウィルスの影響で1ヶ月は完全なオフ期間になっていますが、この機会をキッカケに休むことの重要性が浸透していけば良いなと思います!
僕もこのOFF期間だからこそ、勉強をする時間を作れていますし、ビーチサッカーやチャリティーフットサルイベントにも参加するという経験が出来ています!
昨日はチャリティーフットサルで名波さんや、ドラゴン久保さん、本田さん、磯貝さんといった元日本代表の皆さんと一緒にプレーさせてもらうことが出来ました!
当たり前ですが、やっぱりみんなむちゃくちゃ上手かったです!
OFF期間ですが、なんやかんやで『サッカー“と”生きる』という日常を過ごしています!
それでは、Hasta luego–!!
YouTubeも更新していますので、覗いてみてください!