戦術スクール

全日本U-12サッカー大会を見た感想 -新たな取り組みにチャレンジ-

Hola!!

 

昨日、「全日本U-12サッカー大会」の決勝戦がテレビ放送されていたので、少しだけ見ました!

 

柏レイソルVSバディという関東のチーム同士の対戦でしたが、どちらのチームも相手を見ながらしっかりとサッカーをしているなと感じました!

 

こういったサッカーをするチームが決勝戦まで上がっていることは、とてもポジティブに捉えることができると思います!

 

前半途中から後半の立ち上がりまでの少ししか見れなかったので、録画した映像でもう1度チェックしたいと思います!

 

短い時間の中ですが、バディの22番?の左のセンターバックの選手からのボールの配給がとても面白く、良い選手だと感じました!

 

長短のパスを使い分けてセンターバックの位置からゲームメイクをしていました!

 

また、どちらのチームも中盤のど真ん中にいい選手が配置されていて、その選手を効果的に使えるサッカーをしていました!

しかし、予選リーグや決勝トーナメントの試合を数試合を見た中では、ロングボールが主体の“選手の能力頼み”というサッカーをしているチームも多かったように感じます!

 

全国大会という勝負がかかる状況なので、できる限りリスクを背負わないサッカーを選択しているのかなと!

 

“全国大会用”のサッカーなのかもしれませんが!

 

サッカーの局面を分類すると以下の4つに分けることができます!

  1. 攻撃
  2. 攻撃から守備の切り替え
  3. 守備
  4. 守備から攻撃

 

僕が見た試合では、この中の②と④の繰り返しのようなサッカーが展開されていることが多くありました!

 

攻撃ではどのようなポジションを取って、どこからボールを前進させるのかというチームとして意図を持っているようには見えず、とりあえず相手DFの裏か、FWの足元にロングボールを入れるという展開が続いていました!

 

ロングボールを選択することが悪いわけではないですが、相手のDFラインが整っている状態や数的不利な状況、または相手のセンターバックが強く1VS1で簡単に勝てない状況であってもロングボールを選択していたので、そういった部分は改善できるのではないかと思いました!

 

最近ではヨーロッパの試合や、日本代表の試合を戸田さんや、LEO the footballさんが分析をして分かりやすく解説をされていますが、その解説を聞くことによって“サッカーを見る目”が養われていくと思います!

 

同じ試合を見ていても、解説者が変わればサッカーの見る視点が変わってきます!

 

僕も最近は解説者の言葉がとても気になるようになってきました!

 

先日の日本代表の試合を、車で音声だけで聞いていると「どういう現象が起こっているんやろ?」と疑問に感じることが何度かありました!

 

そして、育成年代の試合が分析、解説される機会が今はほとんどありません!

 

ということで、育成年代試合を分析、解説するという新しい取り組みにチャレンジしていこうと計画中です!

 

例えば、全日の決勝であれば

“バディがレイソルのFW(1トップ&2トップ)に対して、どのようにビルドアップをしようとしていたのか”

“バディの22番の選手がどのような基準で長短のパスを使い分けていたのか”

を分析し解説したりという取り組みがあれば面白いかなと!

 

自分たちのクラブの試合の分析、解説をして指導者の意図や選手へのインタビューなども交えることで、“サッカーを見る目”を養えるキッカケを作っていきたいと考えています!

 

まずは伝える側がサッカーを分析する力をつけなければいけないので、しっかりと勉強をしていきます!

 


 

そして、もう少しだけ全日について!

 

ついこの前に大会が始まったと思ったら、もう終わってしまったという感覚です・・

 

48チームが優勝を争う大会が4日間で完結してしまう日程は、選手にとってあまりにも過酷です!

 

各都道府県の予選を勝ち抜いてきた強者同士の戦いを、1日2試合するとなると選手たちはとても大変だと思います!

 

自分たちが所属する社会人リーグで40分ハーフを1日に2試合しようと考えた時には、2試合目はもう地獄です!

 

そんな日が3日連続で続き、その次の日に決勝戦を戦うとなるとパフォーマンスが落ちて当然だと思います!

 

決勝戦も本来、選手たちが持っている力がどれくらい発揮できたのかを考えると、パフォーマンスは低かったのではないかと思います!

 

高校サッカー選手権は日程が変更されるという記事が出ていましたが、選手権よりもさらに過酷な日程で、開催地も鹿児島県という北海道や東北のチームからすれば移動だけでも大変でさらに過酷な大会です!

 

選手のため3大改革、高校サッカー選手権2年後刷新☟

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191230-12290804-nksports-socc

 

根本的な考え方ですが、小学生は1日に2試合、3試合できるという“日本の常識”も変えていかなければいけないと思います!

 

また、スペインの育成年代の試合を見ると、7人制でオフサイドラインが設定されています!

 

8人制よりもスペースが広がり、選手の流動性が求められるので戦術的な理解力も高まるのではないかと感じました!

 

とても素朴な疑問ですが、

  • なぜ8人制のサッカーを選択したのか
  • 小学生年代ではなぜ1日に2試合(3試合)が当たり前なのか
  • 小学生年代で全国大会をする必要が本当にあるのか

 

こういったことに関してももっともっと議論されていくべきだと思います!

 

プレミアリーグの過酷なスケジュールも問題視されていますが、日本の育成年代も2日で8試合が組まれるような相当過酷なスケジュールを組まれることもあります!

 

年明け早々からプレミアリーグを見れることは、サッカーファンにとっては幸せなことですが、やはり心身ともにいい状態の選手がプレーをする本気の試合を見たいと思います!

 

とはいえ、元旦からアーセナルVSマンチェスターユナイテッドというビックマッチもあるので楽しみです!

 

そして今日から高校サッカー選手権も開幕します!

 

メディアに取り上げられるいい部分だけではなく、様々な角度から見て学んでいきたいと思います!

今年の年末はお正月らしいこともしっかりできています♪

 

 

 『子どもたちの未来のために』

ten*TEN 「子は宝」

tesoro(宝)・esperanza(希望)・ niño(子ども)

adios!!