戦術スクール

『今よりも少し上』の環境に身を置くことで見えた成長 -グラミーゴ三笠FC –

Hola!!

今週末に行われるクラブユース選手権(U-15)に向けて、6年生もジュニアユースのトレーニングに参加してもらっています!

トレーニングを見ていると、単純にスピードやパワー、高さが自分よりも上の選手たちとプレーすることで、“今までなら成功していたプレー”が通用しないという状況が何度も起こっています!

では、どうすればいいのか!?

プレースピードを上げること、ボールを受ける以前の準備を今まで以上にしておくことが求められます!

要するに、“認知”・“判断”・“実行”をより速く、正確に行う必要があります!

これがまさにサッカーにおいて重要な要素になります!

今までなら3タッチでプレーしていた場面を、2タッチでのプレー、もしくは1タッチでのプレーに変える!

ちょっとした差に思うかもしれませんが、このような変化をつけられる選手はとても良い選手だと思っています!

状況に応じて、より正確な判断をできるだけ速く実行できる選手が、サッカー選手にとって大切な部分だからです!

なので、余裕を持ってプレーができる環境よりも、常に速くて正確な判断を求められる環境でプレーをする方が“上手くなる”と思います!

まだジュニアユースのメンバーとトレーニングをして数日ですが、「こんなプレーができるようになってるな」と思うことがよくあります!

選手たち自身が“今この状況ではこうした方がいい”ということを考え、頭をフル回転させていると思います!

そして練習後にみんなと話をしていると、充実した良い雰囲気で、目つきもすごく良くなっていると感じました!

もちろん、いきなり負荷がかかりすぎてしまうことには注意しなければいけないですが、『今よりも少し上』の環境に身を置くことはとても大切だと思います!

学年や年齢の縛りを取っぱらい、それぞれの成長を促すことができる環境に身を置くことが大切だと思います!

ジュニア、ジュニアユース、ユース年代までの繋がりを持つことがまだできれば、そういった環境を作ることができるので、より成長スピードを高めることが可能になります!

グラミーゴとしては、そういった環境を作るという活動もしっかりと継続させていきます!

先日、海外でプレーをしていた先輩と一緒にサッカーをした時に、「海外でプレーをすることで自分のプレースタイルがむちゃくちゃ変わった」という話をされていました!

「身体が大きい、スピードが速い外国人の選手の中で、小さな身体でスピードのない自分がどうやってプレーすればいいのかを常に考えていた」と!

そうやって考えてプレーし続けた結果、相手に接触されないくらいように、ボールを受けるポジションを工夫し、さらに速い判断をすることを意識するようになったそうです!

その先輩と対戦相手として一緒にプレーしましたが、相手としては本当に嫌なプレイヤーだと感じました!

やはり、

  • 環境が人を育てるということ
  • 身体が小さくても、スピードがなくてもプレーができるということ
  • サッカーは認知と判断のスポーツであるということ

ドリブルで何人抜いたとか、何点取ったということも大切な要素の一部ですが、サッカーの本質を見極めることができる指導者でありたいと思います!

そして、選手により良い環境を提供できるクラブでありたいと思います!

今回、6回目のバロンドールを受賞したレオネル・メッシ!

190センチを超えるような選手たちがプレーする中で、170センチの身長で結果を出し続けています!

もちろんスピードという絶対的な武器はありますが、状況に応じた最適なプレーを選択し続けていることが結果を出している最大の要因だと思います!

『今よりも少し上』の環境で頑張っている、6年生のさらなる成長、変化がとても楽しみです!

そして、勝った、負けたの結果や、1つのミスに目を向けるのではなく、サッカーの本質と選手たちの未来に目を向けて成長できる環境を作っていきたいと思います!

そして自分自身も現状に満足することなく、『今よりも少し上』の環境に身を置き、成長していきたいと思います!

『子どもたちの未来のために』

ten*TEN 「子は宝」

tesoro(宝)・esperanza(希望)・ niño(子ども)

adios!!