戦術スクール

僕が“根性論”で身についたもの -“根性論”のないアメリカで、なぜ優秀な人材が生まれるのか-

Hola!!

 

スポーツ界にはびこる【根性論】に対して皆さんはどのような考えを持っていますか?!


先日、ある試合を観戦していて、選手たち(小学生か中学生)がプレーしている表情に“違和感”を感じました!

 

プレー中にほぼ喋ることもなく、得点を取っても喜ばず、何よりも“楽しそうではない”と感じました!

 

逆に、対戦している一方のチームはピッチ内とベンチからも大きな声が飛び交い、活き活きとしたプレーで試合中に笑顔も見られました!

 

さて、この試合の結果、その後はどうなったでしょうか?!

 

試合に勝ったのは?

この試合の結果は1-0で“楽しく活き活きとプレーをしていた”チームが勝ちました!

 

唯一の得点後の喜びを爆発させる姿も印象的でした!

 

そしてその試合後、試合に勝ったチームは空いているコート内で指導者と選手が入り混じって一緒にボールを蹴っていました!

 

選手よりも指導者の方が楽しんでいた感もあるくらい、一緒になってプレーを楽しんでいました!

 

その一方で負けたチームは、コートのすぐ横のベンチに指導者が座り、その周りに選手が立って20分~30分は話を聞いている光景が見られました!

 

プレー中の選手の表情などが気になっていたこともあり、話があまりにも長かったので少しだけ近くで話に耳を傾けていました!

 

「んーー?」と思わされる内容もあり、選手への配慮や話をする場所についても改善できるポイントがたくさんあると感じました!

 

話を聞いている選手の表情を見ると、“無”の状態!

 

そして話が終わるとアップの時間ほぼほぼなく、すぐに次の試合が行われました!

 

この両チームの“差”は、絶対的に指導者の“差”です!

 

 

笑顔になれたのは?

両チームを見ていて、試合中も、試合後も選手たちが“笑顔”になれた数には圧倒的な差がありました!

 

そして指導者の“笑顔”にも圧倒的な差がありました!

 

両チームでプレーしている選手(中学生か小学生)の保護者の方は、どのように感じているのかもとても気になるところです!

 

 

何のためにサッカーを始めたのか?

選手は『サッカーが好き』で、『サッカーが楽しい』から始めたのではないでしょうか?

 

指導者は『サッカーが好き』で、『子どもが好き』だから指導者を始めたのではないでしょうか?

 

ただし、どこかのタイミングで【勝つこと】が最大の目的になり、その【勝ち方】や【勝つという言葉の意味】の捉え方がチーム(指導者)によって大きく変わってくることが、今回僕が見た両チームの“差”に繋がっているのでないかと思います!

 

指導者が選手に対して、【厳しく】そして【やらさなければ】というスパルタ指導は果たして本当に必要で、そういった環境を経験しなければ人生において成功を成し遂げることはできないのでしょうか?

 

日本で、世界で活躍するスポーツ選手や様々な業界の成功者と呼ばれる、実績のある人は全員がスパルタ指導を受けてきたのでしょうか?!

 

成功するかどうか、成長するかどうかは、『目の前に置かれた問題を自分で考えて解決し続ける力』が必要だと思います!

 

そして、人生におけるこの問題は『正解がない』もしくは『正解かどうかが分からない』というものです!

 

ということは、やってみないと、行動してみなければ正解かどうかは分かりません!

 

しかし、スパルタ指導では【指導者の言うことに従うことが正解】になることがほとんどです!

 

“指導者がなにを求めているのか”を考えて問題を解決をしていきます!

 

それはある意味、決まっている【正解】を求めて行動をし、<正解>か<間違い>かをその指導者から評価を受けるという状況です!

*指導者の見えている世界、価値観による<正解>か<間違い>。

 

僕自身もそうですが、指導者(その場にいる人)が求める<正解>を探して、人の顔色をうかがってしまうことがよくあります!

 

『自分が何をしたのか』

『なぜサッカーを始めたのか』

『自分は何のために、誰のために生きているのか』

 

こういった基準で物事を考えることが大切なのではないでしょうか?!

 

自分自身の経験も踏まえて、“笑顔”が見られなかったチームの選手たちには、

 

指導者のため、誰かのためにプレーをする(人生を歩む)のではなく、もっと自分らしさを大切にできる環境に身を置いてほしいと感じました!

そして指導者次第で選手(子ども)がこんなにも変わってしまうということを目の当たりにしました!

 


参考記事としてダルビッシュ有選手の記事を張り付けているので、是非ご一読ください!

 

とても共感できる記事でした!

 

~根性論のないアメリカで、なぜ優秀な人材が生まれるのか~

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200112-00010000-realspo-base&p=2

記事より↓↓↓

例えばアメリカ。いわゆる先を行っているこの国には優秀な人材がたくさんいます。アメリカには根性論のような考え方がないのに、なぜそんなに優秀な人材が生まれるのか。それってきっと、人生でたくさん訪れる苦しい場面を乗り越えていくための打開策を、自分自身で考えているからだと思うんですよね。

一方で日本では、いろいろな経験をしたのに、自分の成績や収入、能力に結びついていない人が多い。それは教育にとって良い状態ではないと思うんです。だから、根性論については一度考え直さないと。もちろん、それしかやってきていないから、根性論を否定することによって自分の人生を否定することになってしまう人が多いとも思います。ただ、だからと言って、自分のやり方や考え方を正当化するのはやめてほしいと思う。

 

とても勉強になる、考えさせられる内容でした!

 

 

『子どもたちの未来のために』

ten*TEN 「子は宝」

tesoro(宝)・esperanza(希望)・ niño(子ども)

adios!!