育成年代サッカー研究所

「教える」と「教えない」~『子どものために』と思う気持ちはみな同じ~

Hola!!

 

子を持つ親として、サッカー指導者として子どもと関わる場合、『子どものために』と思う気持ちはみな同じです!

 

しかし、本当に『子どものために』なる関わり方とはどのようなものなのでしょうか?!

 


 

大人はついつい『子どものために』と先回りしてしまいがちです。

子ども自身が十分に遊びつくした後に「実はこういうことにも使えるよ」と紹介するのであれば良いのですが、

はじめから「これはこういうものよ」と教えるクセがついてしまうと、子どもは学びを得る大切な機会を失うことに繋がります。

『子どものために、自分の出来ることをしたい!』という気持ちを、丸ごと否定するつもりはありません。

しかし、教えたい気持ちをグッとこらえて、見守ってみてください。

それが、子どもが本来持っている様々な力を育むことに繋がっていくのです。


 

 

もちろん、すべての事柄について「教えない」ことが正しいと思っていません!

 

しかし、「教えない」ことを選択肢の1つに入れてみてください!

 

子どもだけでなく、人は試行錯誤してこそ、自分なりの答えに辿り着きます!

 

子どもに「失敗をさせたくない」という想いもあると思いますが、大怪我や命に関わらない失敗であれば分かっていても経験をさせてあげることが大切です!

 

「やっぱりそうなるよね」という感覚になると思いますが、子ども自身が自分で“なぜ失敗したのか”を考えるようになれば、同じ失敗を繰り返さなくなります!

 

さらに、「教えない」ことで嬉しいことが起こります!

 

子どもに逐一「教えない」で子どもなりにさせてみる習慣がつくと、大人が“楽”になるんです!

#自立

 

子どもに対して、「この時はこうして、あの時はああして」と手取り足取り教えていると、同じような状況に出くわした時に、その子は自分自身の力でその状況を解決することが出来ません!

 

習い事などの持ち物をいつも大人が準備をしていると、いつまで経っても自分で準備をすることが出来ません!

 

「なんで〇〇入れてないん?!」と子どもから大人が怒られてしまいます!

 

子どもが「〇〇忘れました」と言っていても、カバンの中を見てみると入っていたということもありますが、自分で準備をしていないんだなと思います!

 

『子どもたちのために』と思ってやっている行動の本質はどうでしょうか!?

 

いつか親元を離れ自分で生活をしてくことになります!

 

その時にいきなりすべてを自分でやるとなると、その子はとってもとっても困ることになります!

 

大人になると「こんなこと初めて経験する」ということがたくさんあると思います!

 

それは今まで“自分の親がやってくれていたこと”だとしたら、もちろん感謝をする部分ではありますが、自立する前に“ちょっとでも経験させてくれていたら”ということもあると思います!

 

いつも『子どものために』と思ってしている行動を少し振り返ってみて頂けると嬉しいです!

 

「教える」と「教えない」のバランスは難しいですが、そこは『子どものために』自分たち大人も学び成長していきましょう!

 

 

それでは、Hasta luego–!!