Hola!!
前回の『ティーチング』について書いた記事の続きを書いていきたいと思います!
読まれていない方は是非こちらも先に見ておいてください!
https://temten10.com/2019/12/09/313/
日本の学校教育や社会は、基本的には『ティーチング』で成り立っています!
まず、『コーチング』とは、『ティーチング』の問題点、弊害を解消するために生まれた指導法であるということ!
また『コーチング』は指導法だけではなく、コミュニケーションの改善、より良い人間関係を作るために広く応用され、注目されています!
コーチの語源は馬車(御者)です!
現代ならタクシーと言えると思います!
お客の希望を聞かないタクシーはいません!
あくまでも主役は相手(お客)であるということ!
『コーチング』の本質は「気づき」で、ティーチングの問題点の解消だけではなく、自主性、個性を伸ばすことが目的である!
具体的には、
・「ああしろ」「こうしろ」と言わない。
・まず「なにがしたい?」「どう思う?」と聞く。
・どんなことにも「良い、悪い」の評価をせずにただ受け止める。
・「わからない」という返答にも「そうか、わからないんだね」と受け止める。
・「じゃあどうすればいい?」など、相手の気持ちを引き出すように聞く。
僕は「なにがしたい?」「どう思う?」が口癖のようになってきています!
こういったコーチングを学校教育に採用すると、
⚪教科書はない、「教える」という授業もない、テストもない、評価もない。
⚪「正解はない」という考え方だから「正解を覚える」という必要もない。
⚪自分の考えを述べ、その理由を説明する。
⚪人の意見にも「良い、悪い」はない。
⚪相手がなぜそう考えるのかを理解する。
ということになります!
ヨーロッパの学校教育の多くはコーチングが採用されており、僕は特にフィンランドの教育から学んでいます!
最近はイエナプラン教育についても学びました!
https://temten10.com/2019/11/29/243/
あるヨーロッパの学校で取り組まれている授業の一部を紹介します!
⚪まずクラスは年齢別、学年別に分かれていないので、クラスの年齢は2、3歳の幅がある。
⚪数名のグループで自主的に進める。
教師(コーチ)は教室の隅で座って見守っている。
⚪グループ内で課題を決め、話し合う。みんなの意見を聞き、自分の意見を述べる。
⚪教師(コーチ)が意見を述べることもあるが、「良い、悪い」などの評価や採点はしない。
⚪休み時間も同じように自主的に遊ぶ
⚪「家族会議」という科目もあり、教師も年齢が離れた生徒たちも一緒に話し合う。
⚪職員会議でも同じように話し合う。
⚪基本は「教科書なし、テストなし、宿題なし、塾なし」なのだ。
そしてこういった教育を取り入れている国は、世界の学力テストで上位を占めている。
実際に日本の文部科学省の人が「日本の子どもたちの学力は世界トップレベルとは言えない」と発言をしています!
『ティーチング』と『コーチング』についてポイントを整理すると、
⚫ティーチングには大きな問題、弊害がある。
⚫自主性、個性、多様性が育ちにくい。
⚫一律のものさしで評価され、格差が広がり、いじめ、差別が増える。
⚫これらの問題、弊害を解消するためにコーチングが生まれた。
⚫コーチングにより大きな変化や成果が出ている。
⚫コーチングは教育だけでなく、コミュニケーション、人間関係でも注目されている。
⚫コーチングが基本の国は、国民の満足度と社会への関心が非常に高い。
ヨーロッパの学校は『コーチング』を採用し、授業がどうやって成り立っているのか?!
日本の学校では考えられないことばかりなので、なかなか想像がつかないと思います!
『基本は「教科書なし、テストなし、宿題なし、塾なし」なのだ。』
こんなことが日本では絶対に考えられないと思います!
※日本の公立学校でもこういった取り組みをされている学校があります!
よし!
僕も『コーチング』を取り入れた教育現場を作ってしまおう!
将来、“自分がやりたいこと”を明確にして、それをやる為に必要な勉強をする時間を作ること!
そして、歳の違ったグループで話し合いの場を作ってそれぞれが意見を出し合う!
そんな環境を作ってしまおう!!
世界では、“教育”という分野も当たり前ですが進化しています!
ただ、日本はその進化についていけていません!
日本は教育においては後進国であるということを理解して、最先端を学び成長しなければいけないと思います!
自主性やコミュニケーション能力は、これからの時代を生きる子どもたちにとってとても重要になってきます!
“言われたことだけをやる”という仕事はどんどん減ってくる時代だからです!
子どもたちの未来のために、みんなで学び成長していきましょう!!
ten*TEN 『子は宝』
tesoro(宝)・esperanza(希望)・ niño(子ども)
adios!!