まずは“ティーチングの具体例”
次に“コーチングの具体例”
ティーチングに慣れた人にはじれったいかもしれません!
でも、これがコツなんです!
親「そうかもしれないね」
子「なんで家がないの?」
親「なぜだろうね」
子「家が壊れたんかな。家事で焼けたんかな」
親「そうかもしれないね」
子「なぜ新しい家を買わないの?」
親「なぜだろうね」
コーチングは、親の考えの押しつけでなければどんな展開でもいいというものです!
なにしろ『正解』はないのだから!
コーチングは相手の理解、考え、気づきを大切にすることが基本だから、答えを急がなくても良いという考え方です!
子どもの発する言葉によっては、こんな展開もあるかもしれません!
子「お金がないのかもしれないね」
親「そうかもしれないね」
子「なぜお金がないの?」
親「さぁ、なぜだろうね」
子「お金がなくなっちゃったのかな。盗まれちゃったのかな」
親「そうかもしれないね」
子「じゃあ働けばいいのにね」
親「そうだね」
子「なぜ働かないのかな」
親「なぜだろうね」
子「働くのが嫌いなのかな」
親「そうかもしれないね」
状況によってはこんな風に問いかけてもいいのではないでしょうか!
親「他にどんなことが考えられるかな?」
子「働く所がないのかもしれないね」
親「そうかもしれないね。もしそうならどうすればいいだろう」
子「なにか助けてあげられないかな」
親「一緒に考えてみようか」
コーチングではこのように、こちらが「どう思う?」「どうすればいいと思う?」と投げかけることで、相手の考えを深めていくことが重要である。
対話によって考えが深まり、考えが広がっていく。
「これが正解」「これが正しい」というものはないから、言葉のキャッチボールによって、こちらも相手も共に考えを深め、広げていくことかできる。
子どもとの会話の中で、ドッチボールのような言葉かけになってしまう場合も意外と多いと思います!
ドッチボールは相手を倒すためにボールを投げます!
同じように、子どもを倒すために言葉をぶつけてしまっていることはないでしょうか?
自分のことより、受け取る相手のことを考えて、言葉のキャッチボールをするつもりで言葉かけをすることで、言葉のやりとりがスムーズになります!
「忙しくてそんなに悠長なことをしている暇はないです」
という気持ちはとても理解できます・・・
ただ、10歳になるまでにこうした言葉かけをやっておけば、子どもの自主性やコミュニケーション能力が育ち、しだいにいちいち言わなくても自分から色々なことを取り組むようになります!
こういった言葉のキャッチボール(コーチング)を実践するには、時間にも心にもゆとりが必要になります!
気が付いた時だけでもいいので、是非こういった対話をしてみてください♪
自分では思いつかない発想を子どもから生まれてくるかもしれません!
そして逆に質問をしてくるようになり、自分自身も考えさせられるような対話に発展していくと思います!
子どもたちの可能性を引き出すために、これからの時代を生き抜くために必要な『自主性』と『コミュニケーション能力』を高めるために、子どもとの会話を楽しみながら是非実践してみてください♪
ten*TEN 『子は宝』
tesoro(宝)・esperanza(希望)・ niño(子ども)
adios!!